2008年04月03日

バタフライ・エフェクト 批評

数年前の映画、バタフライ・エフェクトをDVDにて鑑賞。この映画は去年ムービープラスで放送していたのを流し観していたので話は知っているのだが、久しぶりに、見直したくなったので鑑賞した。
この映画はもしも過去が少しだけ変えられるとしたら、誰のために何をするのか?自分のため?あるいは愛する者のため?という問いに映画は愛する彼女ケイリーの将来を取り戻すことに翻弄する主人公エヴァンの姿を描いている。
そして、この映画の肝であるのは「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つを元に構成さていて、例え、彼女が幸せになった将来の状況を作ったとしても、その影で身近な人の人生が狂ってしまうという事態が起きる。
ここからネタバレあり。
すべてを丸く収めようとするエヴァンは過去の修正を何度が試みるのだが彼女と一緒に幸せになる未来は無く…。エヴァンが彼女の幸せを一番に考えた時に最終的に選択する事は彼女との決別という一番考えたくない選択をする。自分にとってあって欲しくない結果を選択するエヴァンだが、自分の好きな人のことを一番に思った結果が決別というのは個人的には共感できるところでもありこのラストだからこそ、この映画が良かったと思えるのだろう。そして、最後にエヴァンとケイリーがすれ違うシーンがあるのだが、この切ないラストながらも未来に二人がまた一緒になれるかもという余韻がありとても印象的な締め方であり良いラストシーンとも思えた。
後、この映画の良いところは伏線の張り方がすばらしく、幼少時代のフラッシュバックやなぜ記憶が無いのか等、現在と過去との繋がりうまく、すべてが納得できるようになっている。また、最後に流れるオアシスの「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」が、せつないラストシーンを盛り上げてくれる。
評価としては95点。ぜひ一度観て欲しい映画だ。

Posted akei : 2008年04月03日 00:02 | 【cinema

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