2009年08月02日

サマーウォーズ 批評

話としてはそつが無く、上手くまとまっているものの、使い古された展開に新鮮味もなくイマイチ感が強い。
日常の平穏さとネットの混乱の対比によって、ネットの混乱を肌で感じる人と感じとれない人との書き分けはおもしろい。ただ、ゲーム的な要素が強いこともあり、ラブマシーンの暴走に緊迫感を感じない。故意的に緊迫感を外してゲーム的要素を表現しているのだろうか?しかし、それが最後の盛り上がりを完全に殺してしまった感はある。
ラストの夏希が花札対決する場面での健二はほぼ応援に徹しているのは失笑した。チームとして、それぞれの役割をハッキリさせた上での演出ではあろうが、それぞれに見せ場を作ったことで盛り上がりに欠ける。
ラブマシーンとの最後の戦いの時に突然でてくる大勢のアバター達は伏線がないぶん唐突感が強い、盛り上がる部分なんだろうが失笑した。花札で展開しているなら、栄の繋がりでアバター達が助太刀にくるならまだ納得ができたのだが、栄自体はアナログ人なだけに…。しかし、衛星の落下はあれですまんだろうに…。
さて、この作品の根底にあるセカイ系ではない、ポジティブ思考の必要性と大人から子供までの世代の繋がりの大切さはストレートに伝わり好感が持てる。ただ、ところどころこっぱずかしい展開は辛かった。また、ほとんどが陣内家で終わっているのが残念なところ。
ま、辛口目な批評だが映像的には楽しめたので65点ぐらいで…。
劇中でパソコンがDELLばかりだったのにiPhoneが登場したのはちょっとニヤケた。

Posted akei : 2009年08月02日 02:03 | 【cinema

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