2009年12月13日
宇宙戦艦ヤマト 復活編 批評
最終の回を観たが年齢層の高さが伺えた。実際ヤマト世代は40代〜50代なだけに当然といえば当然なんだろう。同年代ばかりでちょっと安心したが、ヤマトの興収は延びないと実感した。
試写会後の酷評程悪くないと感じつつ、いつも以上にツッコミどころ満載だったものの、とりあえずヤマトだった。
松本キャラとの決別だった本作はキャラデザインの賛否両論はあるようだがほぼ新キャラばかりであり、声優も佐渡先生・アナライザー・真田さん以外は違うため違和感は然程なかった。
内容はヤマトならではの展開を踏まえつつも後半のトンデモ展開にはヤマト厨の自分でもさすがに苦笑するしかなかった。SUSと地球がなぜ交戦するハメになるのか、アマールがあの状態でなぜ受け入れするのか?あまりにも不明点が多いのが気になる。アマールに関しては地球が征服に走り星間国家連合と交戦が始まるならば展開としても面白いとは思うが、あの中でSUSに対して反旗を翻すというのは無理がある…。また、女王独断で受け入れするにしても女王の威厳が乏しい表現しかないだけにいろいろと違和感を覚える。ヤマトが来るなりヤマトと共に戦うとアマールの人々が言うのはもうギャグでしかない。
復活編は話しの展開として必要性がある部分が欠けている割には、戦争表現を表したいのか?戦闘シーンの比重が多いのだが後半の戦闘シーンはだれる。艦隊戦の割にはヤマトをメインにするために、艦隊として機能するような戦闘は一つもない。なによりも古代が艦隊の司令官として判断するシーンは精神論的なことが多く、昨今の時代からすれば古いとしか言い様がない。もし、ヤマトをメインにするならもっとシンプルに第三次移民船団ではなくヤマトと数艦で移民船団が襲われた場所を調査に行って戦闘が始まる展開の方がわかりやすかったのではと思う。正直、今回の戦闘シーンは殺戮シーンを見せたい意図しか見えない。また、その後の展開もブラックホールに地球が飲み込まれる前に船団が発進できるか?という流れの方が盛り上がったと思うのだが…。
さて、新キャラに関しては従来どおり扱いが悪い。今作は新キャラが大半を占めるなかで新キャラが魅力的に描かれていないため、新キャラの良いシーンも必要性を感じない。個人的には真帆、上条、大村以外はサブに徹して、小林はヤマトの操舵に徹し、美春はコスモパルサーの隊長にすればサブでもそれぞれに見せ場も作れただろうと思う。新キャラのひらめきによって物語が動くシーンが無いのが残念ところ。
古代一家は美雪との確執があるわりには、これという展開ない。美雪が父親を理解していくならば美雪が人を救うシーンを通じてヤマトの存在の大きさや父親の過去の偉業などを理解するシーンが必要だろう。いきなり命を粗末にするなといわれて改心するのはどうにも理解ができない。あの程度で改心するなら確執はいらなかったのではと思う。
内容はかなり端折っているようで流れを理解する上での必要な部分が欠けている事が多く、展開もぶつ切り感は否めない。また、作品としての流れよりも見せたいシーンという素人的な作りになており、必要性を感じないシーンのオンパレードに見える。
雪のシーン・完結編のシーン・美雪を助けにいくシークエンス・ラスボス要塞の2段変貌等。
そして衝撃度満点の唖然とする最後の展開は流石にヤマトではないだろうと思えた。
最後の眠っている真帆と惑星を重ねるシーンは毎度の人の犠牲の上でものごとが成り立っているというイメージなんだろうか?
個人的には、電算室ガールと真帆は死んでいるとしか思えないが…。
総括としては
全体的には音楽の使い方等、拘りはわかるのだが、シーンと整合性がとれておらず違和感を感じる。素人が作った映画にしか見えないがそれでもヤマトとして観れた。ただ、老人が作っているだけに説教臭いのと時代錯誤は残念。
ヤマト厨としては復活編がようやく映画館で観れたということで60点。
ニュートラルで評価するなら30点(かなり甘い)
ま、人に奨めれる映画ではない。
●爆風でなぜ雪の服だけがはだける。
●沖田のレリーフ外すなら要らないだろう。
●英雄の丘はお約束。
●地球が危機に陥ると必ず雨が降るのはお約束。
●やっぱりコスモゼロ。
●特攻はヤマトの美学
●カスケードブラックホールの移動シーンは白色彗星。
●あの生命体で、一瞬グレンラガンを思い出す。
●波動爆雷と波動カートリッジ弾はない。
●古代は操舵が上手い。←頼れる操舵がいなくなったからかな…。
●ヤマトの発進の楽曲はPVの方が良かった。
2010.01.19追記
31日間興収4.1億円
悪評な割りには検討したと思っている…。
2010.12.02追記
SPACE BATTLESHIP ヤマトの批評はこちら
Posted akei : 2009年12月13日 04:01 | 【cinema】
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